夏休みに向けて、最新の「時刻表」と「青春18きっぷで行こう」という本を購入した。
どこに行くか?

せっかくの長期休みなので、青函トンネル記念館のケーブルカーは必ず行くとして、他に何を組み合わせるか?
夕陽百選をまわるか?
大阪駅前ビルの観光ポスター展は、「日本列島心のふるさと観光展」として夕陽を取り上げているが、深い意味があったと知り、夕陽を見に行きたくなった。
また、8月のポスター展に出展させて頂けることになり、題材を漠然と、夕陽にかかわる現地ネタを使いたいと思っていた。


以下、日本列島夕陽と朝日の郷づくり協会「地域振興に夕陽の活用を」より
この企画のきっかけとなったのは、4年前に神戸で起きた少年による連続児童殺傷事件である。この時から、二木は「なぜ子供たちの心がこんなにすさんだのか」と考え続けていたのだが、宗教学者で国際日本文化研究センター所長の山折哲雄氏の話を聞いたのがヒントとなった。
山折氏は話の中で「日本人は古来、夕陽を見て感動したり、敬謙な気持ちになったりした。しかし、現在、東京に住む子供たちの43%が夕陽を見たことがないという調査結果がある。子供の頃にそういう感動を受けていないことが、日本人の心に影響している」と分析されたのである。この山折氏の説から、夕陽を活用して地域の振興を図ると同時に、「日本人の心」を取り戻す手助けもできればという願いを込め、「日本の夕陽百選」の企画を始めた。

すぐさま、位置を落としてみた。

青函トンネル近くだと、青森県では、五能線の深浦駅、青い森鉄道の浅虫温泉駅あたりに夕陽スポットがある。

また、以前から気になっていた、北海道の酒蔵を巡るスタンプラリー「パ酒ポート北海道」も、青函連絡船で渡って旅したい。できれば、列車を基本とし、バスも使いながら、公共交通機関だけで周れることを表現したい。それが、JR北海道を利用する人の増加に繋がって欲しいという願いからでもある。
これも、位置を落としてみた。

これらの旅ネタをもとに、時刻表を使って点を線に変えて行く。
移動途中に食事、観光などを入れるので、ルート検索では単純にプランは出せない。
時間間隔が、ばっちりになるまで、時刻表でスケジュールの入れ替えをする。
これが、時刻表鉄がハマるところだと思う。

しかし、問題が起きた。
青森近辺が、休日に宿が殆ど無い。厳密には、相当高くなっている。
青森の夕陽を削る?北海道は函館付近だけに留める?

この悩めるところも、時刻表での旅プラン作りの良いところだと私は思う。
どこを優先し、どこを犠牲にするのか?
いったい、何を求めているのか?

夕陽巡りも、パ酒ポート北海道も楽しみに走り過ぎて、ポリシーはあるのか?
ポスター展に、何を表現するかにも重なる。
自問する。
なぜ旅鉄Gateを立ち上げたのか?
そして、ポスター展のキャッチコピーを考える。

人は何故、旅をしたいのか?
Difference is beautiful (違いは美徳)
いつもと違う景色を見てリフレッシュしたり、 自分を見つめ直す機会になるから…
ぼ~っと考えれる鉄道に乗って、旅に出かけよう!

鉄道旅の良さを伝えたい!
今回の夏旅は、パ酒ポート北海道はパシュして、夕陽と夏の普通列車旅で行こうと決まった。