越県列車撮りという新たな企画を立ち上げた第一弾を近所の大山崎編としたのですが、JR山崎駅ホーム上でいきなり県境(正式には府境ですが)がありました。
全国には、駅ホーム上にどれだけ県境をまたがる駅が存在すのでしょう。
GISで調べてみましょうぞ!

以前に GIS鉄勉!自治体ごと鉄道駅カウント編 に使えるデータが!

ここの部分を応用します。
駅がどの市町村にまたがるか調査したデータを作っていました。
下の例だと南海難波駅は大阪市中央区と浪速区にまたがっていますね。

マイクロソフトアクセスにshapeデータのDBFをインポートし駅と行政界の交差データで山崎を見てみました。
区市町村のデータがあれば都道府県も分別できますからね。

クエリで会社名と路線名と駅名を引っ付けます。

ビューで確認!

会社名路線名駅名をグループ化して
会社名路線名駅名で最大値の都道府県名と
最小値の都道府県名を出します。

駅の所在する県の最小値と最大値を出せば違う都府県(道はないだろう)が出てきます。
178有るのは区市町村単位でまたがる駅数のことですね。

最小値と最大値が違う都道府県の判別式を入れましょう!

同一都道府県だと0になっているので条件式が効いていますね

では条件式の1を抽出してみましょう。
なんと県境(都道府県境)にまたがる駅は山崎駅しか無かったんですね!
いきなりレアな県境から調査してしまいましたねー

でも駅数値データ(図の青太線)より実際のホームは長かった(OSM上でも違いがはっきりと)ので、実際は県境があるという所があるかも?
それは「越県列車撮り」の現地調査でおいおい分かることでしょう。

次は都道府県境をまたぐ鉄道路線がどれだけあるか調査してみます。その数だけ 越県列車撮り に行くとなると何百?まさか千を超える?と出てきたらという恐怖と楽しみが入り混ざった複雑な気持ちになっております(笑)

後からFacebookで鉄トモから秋津駅もありますよーと連絡をいただきました。
空間結合で使用した行政区域界とOSMの行政区域界が異なっていますね。
秋津駅の真ん中に埼玉県があるとは・・・